傾聴力アップの第一歩は聞き方のクセを知ること

傾聴力を高めるカギを握ることの一つは自分の聞き方のクセを知ることです。

ところが、自分の聞き方のクセに気づいている人はほぼいないのが実情です。

先ずは自分のクセを矯正しないと正しい聞き方にたどり着けないので、そのあたりを以下に解説します。

傾聴力をアップするために、先ず最初にすべきこと

傾聴力をアップするために、先ず最初にすべきことがあります。

それは、自分の聞き方のクセに気づくことです。

どういう種類のクセがどんな場面で露呈しているか?

それを自覚することが傾聴力アップの第一歩です。

ところが、多くの学習者が自分のクセに気づいていません。

聞き方のクセというのは、ほとんどの人が自覚出来ていないのです。

クセが自覚できないから、クライエントの話を正確に聞くことが出来ないのです。

クライエントの話をそのままインプットすることが出来ずに、瞬間的に自分の中で歪めてしまうわけです。

例えば、相手の話を早合点して了解するとか、相手の話を否定的に捉えてしまうとか、自分が経験したことに同化させて理解したつもりになるとか・・・

クセの種類というのは挙げればキリがないほどあります。

こうした自分のクセに先ず気づくところからが、傾聴トレーニングのスタートになります。

しかし、ほとんどの学習者は、はじめは自分のクセに気づいていません。

聞き方のクセというのは、自分ではわからないものなのです。

無自覚にクセをもって話を聞いてしまうので、正確に聞くことが出来ないのです。

では、どうやったらそのクセに気づけるのでしょうか?

自分の聞き方について一言半句のレベルの分析と指導を受ける

例えば、スポーツで自分の動きのクセに気づく方法は何だと思いますか?

スポーツも同様で、自分の身体の使い方のクセをなかなか気づけないものなのです。

そのクセに気づくには、実際に身体を動かして指摘をもらう必要があります。

打ち方、投げ方、取り方、蹴り方などの動き方、フォームを指導者にチェックしてもらうわけです。

傾聴も全く同じです。

実際に会話の中で話を聞き、その聞き方をチェックしてもらうわけです。

具体的にはその会話を録音し、その音声記録をチェックします。

あるいは、文字に起こした逐語記録をチェックします。

そうやって実際にどう聞き、どういう理解を持っていくかを確認します。

こうした具体的な記録が無ければ、聞き方のクセは発見できません。

そしてそれを聞き手に気づいてもらうこともできません。

音声記録、文字記録という「具体」があるからこそ、指摘もできるし、指摘された本人も納得できるわけです。

実は、養成塾のセミナーでロールプレイをしてもらったり、個別レッスンで演習問題を解いてもらうと、そのクセがわかります。

ロールプレイの受け答えや演習問題の回答に、その人の聞き方や理解の仕方のクセが見事に現れるからです。

逆に言えば、こうした具体的で厳密なレッスンでなければ見つけにくいのです。

ですから、こうしたカウンセリングやコミュニケーションのレッスンは、ぜひ「具体」を素材にしてください。

一番良くないのは抽象度の高いやり方です。

「一生懸命聞いて頂いた感じがしました」という指摘は、何も役に立ちません。

どこをどう聞いてもらえたのか?

なにをどう、どこまで理解してもらえたといえるのか?

そこがきちんと言葉で具体的に説明できなければ、レベルアップ出来ないのです。

養成塾では、そうした素材が豊富にありますし、具体的な指導を継続して受けることも出来ます。

また、自らのロールプレイや会話を録音し、逐語記録を持参頂ければ、納得いくまで分析します。

実際にどうやっているか、その具体をもとにトレーニングをしてください。

頭でやる(知的働きのみに頼る)とカウンセリングは失敗する(カウンセリングとコンサルティングの違い)

カウンセリングで重要なことは「頭だけでやらないようにすること」です。

「頭だけでやらない」とは、知的な働きだけでは行わないということです。

なぜなら、知的な働きだけでは、自分の心と向き合うことが難しくなるからです。

これがコンサルティングなど、知識や情報を主とするやり取りであれば別です。

知識や情報の習得や精査は、基本的には知的な作業が主役になるからです。

しかし、カウンセリングでその対象となるのは「心」です。

心が対象となるとは、心の状態や心の動きを把握し、理解し、必要な(適切な)対応するということです。

そして皮肉にも、その作業の邪魔をする代表格が「知的な働き」なのです。

ですから、知識や情報を主とするやり取りであれば、書く作業は必要でしょう。

それは情報の整理、見直しなどに有効だからです。

しかし、微細な心の動きや感覚など、常に移り変わり、異なるものが同居する内的反応には不向きです。

内的反応を出来る限り正確に共有する。

カウンセリングでやろうとしていることは、こうした共同作業なのです。

過去や現在の心の状態や動きを把握する。

時には微かな感覚や反応が対象となることもあります。

ですから、カウンセリングではそうした微細な感覚や反応を的確に言語化していくことで、その把握や理解につなげます。

ということは、知的な作業よりも情緒的な営みにフォーカスする要素が大きいのです。

そして、その感覚や反応を言語化する最終段階や、それらを分析する段階で初めて知的な働きがものを言うわけです。

応答と共感的理解とは

そして、こうした言語化を促進する対応の一つが、カウンセラーの応答になります。

適切な応答が続くほどに、クライエントの自己洞察が深まっていくのは、こうしたことが理由です。

微細な感覚や反応が言語化されていくことで、概念化が起こります。

この概念化によって「気づき」や「洞察」が可能になっているのです。

わかりやすくいうと、カウンセリング面接のその時々で、クライエントの内面で起きていることをわかち合う。

それが共感的理解であり、カウンセリングのプロセスそのものです。

その時の僅かな心の動きも感じ取るということは、その動きが言語化されるか、クライエントの発言を通して推察していくかのどちらかです。

クライエントの言動を一言半句正確に聞くことや、的確で深い理解と適切な応答の重要性を私が説くのは、こうした背景があるからなんです。

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心理カウンセラー・臨床カウンセラー養成塾 塾長 鈴木雅幸(コーチ・企業研修講師)のプロフィール

心理カウンセラーとして6000件以上(2020年4月現在)のカウンセリングを実施。
5年間にわたりスクールカウンセラーとして教育現場の問題解決にあたり、現在も個別に教育相談を受ける。
大手一部上場企業を始めとした社員研修の講師として10年以上登壇し、臨床カウンセラー養成塾を10年以上運営。
コーチとしても様々な目標達成に携わる。
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