カウンセリング・傾聴の反射神経はどう磨くのか

カウンセリング・傾聴で最も重要なのは反射神経です。

クライエントの話に常に、適切に即応できるかどうかが問われるからです。

しかし、どうやってその反射神経を磨けば良いのか?そもそも反射神経とは何かということが理解できていない人が多い。

今回はカウンセリング・傾聴の反射神経とは何か?どうすれば磨けるのかについて解説します。

カウンセリングや傾聴、いくら勉強しても実力がつかない?

カウンセリングや傾聴を学ぶ人たちが困ることの代表的な問題として、いくら学んでも実力が向上しないということがあります。

高額な受講料の授業、多くの時間を投入することで資格取得を経ても、実力がつかない。

いざ現場に出ても全く通用しない。

様々な場面で、様々なやり取りでどう対応してよいかわからない。

その対応の仕方を具体的に知りたいという願いも叶わない。

受け持つケースの一つひとつをどう見立てていけば良いかがわからない。

見立て方の原則や心得すら学ぶところがない。

こうしたジレンマに直面して悩んでいる人が実に多いなと感じます。

理論だけでは臨床はできない

私自身、現在も日々、カウンセリングをしています。

日々、様々な問題解決にクライエントと共に取り組んでいます。

また、これまた日々、カウンセリングのレッスンやセミナーを通して、多くのロールプレイや逐語の検討をしています。

そうした経験値から得た新たなテーマやスキルを傾聴スキルセミナーやレッスンでシェアしていくという循環が続いています。

ですから、セミナーやレッスンに参加されている皆さんも、毎回新しいノウハウにふれていることになります。

ある意味、ここは臨床のノウハウの進化を目にする場にもなっています。

それは知識や理論というより、実際に目の前の人間に接する際の反射神経の働かせ方においての進化です。

理論や知識は、他のセミナーや書籍に譲ります。

理論や知識は、他のセミナーや書籍でいくらでも入手可能だからです。

しかし、実際に対人接触スキルという意味での反射神経の使い方についてはセミナー、レッスンで具体的に学ぶことができます。

特に緻密な逐語検討トレーニングは、もう日本で経験できるところは少ないようです。

日本にカウンセリングが入ってきた当初は、全国で熱心に取り組んできたトレーニングの方法が、なぜ現在は廃れてしまったのか?

そのあたりもぜひ、考えてみてください。

傾聴は「頭ではなく心で聞く」とは?

私のカウンセリングの師匠であった吉田哲(故人)は、学習者が頭でっかちになっていくことをとても危惧していました。

皆、頭で話を聞いてしまう。

心で聞くことができない。

心で聞けるようになると、深い面接ができるようになる。

吉田は常日頃、そのように話し、知識や理論ばかり学習させる指導法に警鐘を鳴らしていました。

頭ではなく心で聞く。

今は私もこの言葉の意味と、その「感覚」がわかります。

心を働かせるという言葉、その言わんとしていることも。

実際に人の話を聞くということは、カウンセラーでなくとも、誰でも日常でやっています。

なのに、なぜカウンセリングではわざわざお金をもらってまで、その日常でやっていることをするのか。

どうして対話だけで、心が動いていくということが起きるのか?

質問やアドバイスしなくても、クライエントの精神機能が回復していくのはなぜか?

この答えを私は実際の事例や逐語、もしくはロールプレイの録音記録、その一つひとつを用いて、具体的に解き明かしてきました。

知識は必要ですし、理論も重要です。

ただ、それはあくまでも現場での鋭敏な反射神経があることと、必要な反射神経が働くことが前提です。

知識だけ、理論だけ学んでも実践で役に立たないのは、スポーツと一緒です。

テキストやレッスン書の知識を頭に叩き込んでも、実際の動き方を筋肉や脳が習得できない限り、上達はしないのと一緒です。

ですが、心理学の学習においては、この知識や理論だけを伝え、実際の反射神経の使い方に関してはお茶を濁すということがまかり通っています。

師匠の吉田はそのことをとても憂いていました。

瞬間的な反応を磨くというところに、心理相談の肝(きも)があると心得ます。

カウンセリングや傾聴の反射神経は普段の人間関係まで変える

傾聴は(カウンセリングは)反射神経が大事。

このことを繰り返し私はメルマガやブログでお伝えしてきました。

そしてその反射神経とはどういうもので、どう磨いていけばよいのかもセミナーやオンライン講座で毎回お伝えしてきました。

個別レッスンやグループレッスンでは、具体的なプログラムを受講者にやってもらっています。

そうしたトレーニングを継続している人は、確実にその反射神経が磨かれていきます。

この反射神経というのは、コミュニケーションや人間関係全般に通じるものです。

人と会話をするとき、人付き合いするとき、誰かと良好な関係を結びたいとき。

いずれの場面でも必要になるし、そのカギを握るものだといえます。

また、この反射神経が磨かれると、連動して思考力が高まり、メンタルが強くもなります。

様々な事象や経験、刺激に対して、理性的な内面処理ができるようになるからです。

このことは、いざという場面で落ち着いて冷静に対処できることをも意味します。

こうして考えると、この傾聴の反射神経を磨くことで、様々な歓迎すべき副産物が手に入ることになります。

ネットワークづくりに優れ、緊急事態への対処に長け、精神的に安定した日常生活を送れるわけですからね。

カウンセリングの学習に老若男女が興味を示し、勉強を始めるのは、こうした背景をどこかで直感的に感じるからではないかとも思っています。

新型コロナウイルスのコロナ禍でも冷静にいられる傾聴力

私自身、傾聴の反射神経を磨いてきたことで、こうした種々の恩恵に浴することができています。

それが自分の仕事や人生で役立ってくれています。

今回のコロナ騒動においても、とても冷静に事態を把握し、自分の生活を穏やかに楽しく送ることができました。

この反射神経、実は論理的思考にも使われています。

物事や情報をパっと論理的に処理・判断する。

その思考を機能させる上でも、傾聴の反射神経は必須です。

論理的思考に優れた人にコミュニケーションが上手な方が多いのも、この反射神経と思考の連動があるからではないかと考えられます。

物事や情報を正確にインプットできる。

状況を正確に観察することで、論理的に分析し、的確な判断が下せる。

傾聴の反射神経を磨き続けていくと、やがてこのような連動感覚を実感できるようになります。

これからの時代、論理的思考と傾聴の反射神経が必要な時代になりました。

今回のコロナショックで右往左往している人たち、行政を見て、私はそのことを確信するに至りました。

ぜひ、一人一人がこの反射神経を強みに、より楽しい、より面白い、より充実感のある人生に向けて前に進んで頂きたいところです。

カウンセラーの応答力と反射神経

カウンセリングで必要な力の一つは、瞬間的な言葉の選択力です。

パッと何かを投げかけられた時に、咄嗟に適切な言葉で応じられる力ですね。

これを「応答力」といっていいと思います。

ポイントになるのは「瞬間的な」であり「咄嗟に」ということです。

人間は何か働きかけた時、思わず咄嗟に何らかの反応を起こします。

この反応をより研ぎ澄ましていく必要がカウンセリングでは出てくるのです。

クライエントから話される話は、毎回違います。

一つひとつ、話の内容も言葉も表現も違うし、その時々で話をしている時の気持ちも違います。

そうしたことをパッと了解し、その場で適切な応答が出てくる。

臨床の現場で必要なのは、こういう力です。

そこには「安易に」とか「不用意に」といったことは許されません。

常に「適切に」が求められるのです。

私が個別レッスンや傾聴スキルセミナーで行っているのは、この反射神経を受講者に身につけて頂くためのプログラムです。

つまり「瞬間的に」「咄嗟に」適切な反応が「出来てしまう」レベルを目指して頂いています。

「そんなことができるのか?」と思う人もいるかもしれませんが、出来ますし出来なければカウンセリングは成立しません。

では、どうしたらそういう反射神経が身につくのか?

秘訣は「ゆっくりと出来るようにしていく」です。

つまり、瞬間的に出来るようになるためには、先ずは時間をかけて考えて応答を作成するという訓練を続けるのです。

反射神経を磨く傾聴トレーニングの方法

ゆっくりと時間をかければ、誰だって出来るのでは?

そう思うかもしれませんが、実はそうではないのです。

時間をかけて考えてもらって応答を作ってもらっても、最初は適切な応答を導き出せる人がいません。

何度も「時間をかけて」を繰り返していくうちに、段々と「瞬間的に」が出来るようになっていくのです。

そもそも、時間をかけても出来ないことは、本番で瞬間的にできるはずもありません。

ですから先ずは、ゆっくり時間をかけて出来るようにすることが大事です。

そして、時間をかければ出来るという確率を少しずつ上げていくわけです。

さらに続けていくと、やがて時間をかけなくても適切な応答が作成できるようになってきます。

そうなると、日常の会話やカウンセリングなどのリアルな場面で、瞬間的に適切な応答が浮かぶ確率も徐々に上がっていきます。

すなわち、これはコミュニケーション能力がレベルアップしていく過程そのものだともいえるのです。

また、当然ですがスピーチやプレゼンの能力もあがります。

総じてアウトプット能力が向上することになるからです。

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