臨床心理とは何か?業界の現実は?

臨床心理の柱は言葉によるコミュニケーションそのものであり、人間関係そのものです。

それはカウンセラーとクライエントであったり、クライエントの周辺の人たちとであったりです。

しかし、いつからか臨床心理は知識や理論に偏重し、本来の「臨床」がずいぶんと貧弱なものとなりました。

さらには「資格」が安易に持ち込まれたことで、業界は真に寄り添える人材の育成ができなくなりました。

そのため、日本ではカウンセラーや心理職は社会的信用を失ってしまいましたが、業界の人間は全くそのことに気づいていません。

臨床心理の勉強をしている方、カウンセラーになりたいと思っている方は、ぜひお読みください。

目に見えない心の世界とどう向き合うか

臨床心理学の真髄は「言葉」です。

臨床心理というのは、常に現場から出発するものです。

教育にも常に現場があります。

そして、それぞれの現場には対象になるテーマがあり、そのテーマの対象になるのは「人」です。

人、つまり生身の人間を前にした営みの一つが臨床心理です。

目の前に困っている人がいる。

苦しんでる人がいる。

悲しみに暮れている人がいる。

絶望に打ちひしがれ、身動きの取れない人がいる。

そうした人たちを前に、何が出来るのか?

臨床とはいつも、そうした問いと向き合い「何か」を試みる営みです。

対象にはいつも「人」がおり、そこには「心(こころ)」があります。

心には常に動きがあり、変化があり、一瞬として同じ状態がありません。

しかも、心の動きは目に見えるものではありません。

目に見えない動きのあるものが対象になるわけです。

これほどに掴みどころのないものと、私たちは向き合っていくのです。

いったいどう向き合っていけば良いのか?

甚だ心許なさばかりが先に立つかもしれません。

しかし、目に見えず、動き、変化し続ける心を捉えるのに、唯一頼りに出来るものがあります。

何だかんだおわかりになりますか?

臨床心理の研究の中心は言葉

答えは「言葉」です。

その人の発する言葉です。

もう少しいうと、その人の発する言葉と態度、あるいは行動ですね。

これらは目に見えるもの、聞こえるものです。

私たち臨床家は、なかでもこの言葉を頼りに心と向き合うしかないのです。

ここで、一つ気をつけておかなければならないことがあります。

人間は自分の言いたいこと、伝えたいことを言葉で全て表せるとは限らないということです。

自分の思い、考え、理解してほしいことを、充分に言葉に出来る時と出来ない時とがあるのです。

ですが、もう一つ言えることがあります。

それは、その人の発する言葉は、その人の内面を思いのほか正確に表しているとも言えるのです。

それはたとえ、言いたいことを上手く言葉に出来ていなくてもです。

つまり、言いたいことを上手く言えていないその人自身の状態を正確に表しているものなのです。

意味、わかりますか?

自分の思いが上手く言葉にならず、表現も不明瞭で、文脈も定まっていないとします。

しかしそれは、言いたいことを正確に言えていなくても、言いたいことをいかに正確に言えていないかというその人の状態は正確に表しているわけです。

だからこそ、目の前にいるその人の言葉を正確に聞ける必要が出てきます。

全てはそこから始まります。

その人にはどんな混乱があるのか?

どのように混乱しているのか?

どの程度、混乱しているのか?

それがこの人から発せられた言葉を通して見えてくるのです。

臨床心理とは、難しい理論や知識や法則なとを覚えるものではありません。

それらは元々、こうした現場での積み重ねを体系化して説明したものに過ぎません。

その理論をなすその時その時の対応、相手への関わり方は何か?

もっというと、相手の一言ひとことをどう聞き、どう理解し、それにどんな言葉を以って応じるか。

この学習なくしては臨床心理学とは言えないということです。

日本の臨床心理学は、いつからか知識や理論偏重の学習の域を出なくなり、日本社会の信頼を失いつつあります。

それは、こうした言葉のやり取りの精査という研究や訓練の王道をいつの日からか置き去りにしてしまったからではないかと思うのです。

人間は伝えたいことがある場合に話をします。

そしてその媒体となるのは言葉です。

その言葉を頼りに心に向き合うという研究と学習こそが、臨床心理学の原点であると、改めて強調したくなるのです。

資格を取っても臨床の現場で必要になることが学べない?

実は、この研修終了後、一人の女性受講者が話しかけてきました。

カウンセリングを勉強していて、将来そうした活動を視野に入れているとのこと。

そこで、どの資格を取るのが良いのかと質問してきたのです。

そこで私は、率直に回答しました。

先ず、資格を取っても職は保証されないし、臨床の力もつかない。

職の安定も臨床の研鑽も、資格とは別に自ら確保しなければならない。

大学の教師も、カウンセリングの団体やスクールの講師も、現場で通用する力をつける指導は出来ない。

そう回答しました。

その受講者は私の話を聞いて、驚いたようでした。

ある意味、私の回答は、その女性の出鼻をくじくものだったと思います。

しかし、私はあえて率直に答えました。

心理の世界では、実際の現場で通用しない教えを、高いお金と多大な時間を労して勉強する羽目になっている人が多勢います。

こうした現状を教える人が少ないのです。

だから、たとえ出鼻をくじくことになったとしても、私は結論ありきの伝え方をしました。

そして、今後何か質問があれば連絡くださいと、彼女に名刺を渡しました。

当たり前のことが学べない心理の業界

スクールや団体によっては、数十万や100万を超える受講料を払って、実際の現場でまるで通用しないことを教えているところがあります。

私からすれば、本当にもうビックリするくらい通用しないレベルのことをです。

でも、学ぼうと思う人たちは、他に情報が得られなければ、というか、あまり他の情報も調べないまま、宣伝の上手な団体やスクールに行ってしまいます。

私がこのブログやメルマガで発信している内容は、そのような迷路にはまらずに学び、心ある援助が出来る力をつけて頂きたいからです。

臨床カウンセラー養成塾のメルマガ

最近は動画による講義も一部、YouTube にアップしています。

まとまった理解がしやすいですから、よかったらご覧ください。

https://www.youtube.com/channel/UCxEfnFfq1io1pfq7RpYCZOA

これまでは、ネット上で傾聴やカウンセリングに関する情報を検索して、私のブログ記事を見つけた方々からセミナーや個別レッスンに予約が来ました。

しかし最近は私のブログだけでなく、このyoutubeの動画を観て、セミナーや個別レッスンに予約を入れる方も出てきました。

それこそ、カウンセリングの団体やスクールで学んでいるが、教わることに違和感を覚えたり、納得がいかない。

また、教えられた通りにやればやるほど、上手くいかなくなる。

そうした行き詰まりを打開するために、情報を調べてくるわけです。

先ほども書いたように、数十万円や100万円超の受講料がかかる。

臨床心理士の資格を取ろうと思ったら、それ以上です。

そこまでして、現場で通用しないというのは、どう考えてもおかしいのです。

ちなみに、私のオンライン講座は月額2980円ですが、会員限定で発信している内容は、臨床心理士でも知らないことです。

また、カウンセリング団体やスクールでも学べない内容です。

大学の教授でも指導できない実践的なものです。

https://counseling-net.com/online/

受講された方は、口々に「納得した」「疑問が解決した」とおっしゃいます。

しかし、私がお伝えしていることは、特別なことは何も言っていません。

ごく当たり前のことを言っているだけなのです。

つまり、心理の学習の世界では、こうした当たり前の話すら聞けないわけです。

その結果、そうした学習過程しか経験できずに現場に行くと、厳しい声にさらされることになります。

スクールカウンセラーの中には、保護者や教師から総スカンを食らう人もいるとか。

心理カウンセラーの多くが、社会から信用できなという烙印を押されています。

本当に人の心に響く援助、人の心を動かす働きかけについて、そろそろ真剣に検討し直す時期にきているのではないでしょうか。

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