セラピー・カウンセリングには言葉より大事なものがあった

カウンセリングの命は言葉です。

しかし、同時にその言葉よりも大切なことがあります。

あるいは、時には言葉が邪魔になる時もあります。

そういう意味で言葉は大切であり、言葉への理解が大事ともいえます。

カウンセリング能力の高い臨床家は、言葉に対する理解と対応に優れています。

どこまでも言葉を大切にしようとしますが、だからこそ言葉よりも大切なものの存在を知って頂きたいと思うので、言葉よりも大切なものについて書きました。

セラピー・カウンセリングで言葉は大事だが・・

セラピーやカウンセリングでも、日常の会話でも、人間関係の中では言葉がとても重要です。

なぜなら、私たちは言葉によって意思の疎通を図っているからです。

言葉を通してコミュニケーションを行っているからです。

しかし、実は言葉以外の要素もとても大きかったりします。

言葉以外の要素で通じ合ったり、何かを分かち合ったりしているところもあります。

もっと言うと、言葉ではどうしても伝わらないこともあります。

カウンセリングなどでもそうで、言葉はカウンセリングの命なのですが、同時に言葉がとても邪魔になる場面もあるのです。

私の個別レッスンや傾聴トレーニングでは、言葉を最重視します。

一言半句に至るまで厳密に言葉を検討していきます。

クライエントの使った言葉、カウンセラーが使った言葉のいずれも厳密にチェックしていきます。

言葉の厳密なチェックによって、そこから様々なものが見えてくるからです。

しかし、一方で言葉以外の要素も厳密にチェックしていきます。

先にもお伝えしたように、時には言葉そのものが邪魔になる時があります。

先日、個別レッスンでお伝えしたことを例にとりましょう。

「あなたの味方だよ」と伝えるのはNGか

皆さんはよく、子供に問題が起きた時に親が「あなたの味方だよ」と伝えることが大切だという話を聞いたことはないでしょうか。

私はあなたのことを信じている。

いつだってあなたの味方である。

そう伝えることが大事だというものです。

しかし、現実はそんな風にうまいことはいかないんですよね。

この言葉こそ邪魔な言葉の代表だと私は捉えています。

なぜなら、味方であるとか信じているというのはこちらが口に出して伝えることではないんです。

子どもが自らそう感じられるかどうかが大事なんです。

つまり、こちらが伝えたかどうかよりも、子供が実感できているかどうかが肝心なんです。

そしてこの実感というのは、子供が肌で感じるものです。

目の前の大人が本当に自分のことを考えてくれている。

この人は本当に自分の味方であり、自分の事を信じてくれている。

子供本人がそう実感できるからこそ、生きてくる話です。

つまり、本当に思っていること、本当に信頼していることは、いちいち言葉にしなくても、相手にはしっかりと伝わるものなのです。

ですから、言葉では味方だとか信じていると言っても、こちらが本当に心底そう思えていなければ、それが子供に伝わります。

そして往々にして、味方になれていない時や信じ切れない時ほど、この「いつもあなたの味方だよ」「信じているよ」という言葉が出てきます。

少なくとも子供はそう感じるし、そのことを良く知っています。

そして本当に味方かどうか、信じてもらえているかどうかを判定できるのは子ども自身です。

言葉より大切なものとは

カウンセリングやコミュニケーション、人間関係というものは、言葉以上に伝わってしまうもので決まる側面もあるのです。

なぜなら、本当はどう思っているのかが伝わってしまうからです。

特にセラピーということでいうと、セラピストがクライエントをどう捉えているか。

本当はクライエントに対してどんな感情を抱いているか。

こうしたことが言葉を通しても伝わるし、言外にも伝わります。

カウンセラーの正直な思いが、言葉によってだけでなく言外にもしっかりと伝わってしまいます。

だからこそ、私は何度もお伝えしていますが、クライエントに対して強い興味・関心をもつことが重要になります。

相手の人格を尊重し、相手を人としてもっと知りたいと思うこと。

相手の苦しみ、痛み、喜び、相手の人生の営みに対して真っすぐな関心を向け続けること。

こういう姿勢や態度から、クライエントは自分が大切にされている、信じてもらえている、味方になってもらえていると実感できるのです。

【動画】セラピーを左右する大事なこと

最後にセラピー・カウンセリングを左右することについて短い動画で解説しました。

この記事の内容がよりわかりやすく解説されているので、ぜひご覧ください。

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心理カウンセラー・臨床カウンセラー養成塾 塾長 鈴木雅幸(コーチ・企業研修講師)のプロフィール

台湾でも出版された「感情は5秒で整えられる(プレジデント社)」の著者で、心理カウンセラーとして6000件以上(2020年4月現在)のカウンセリングを実施。
5年間にわたりスクールカウンセラーとして教育現場の問題解決にあたり、現在も個別に教育相談を受ける。
大手一部上場企業を始めとした社員研修の講師として10年以上登壇し、臨床カウンセラー養成塾を10年以上運営。
コーチとしても様々な目標達成に携わる。
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著書「感情は5秒で整えられる(プレジデント社)」