【入門】カウンセリングとは(カウンセリングを受けたい人、カウンセラーになりたい人向け)

日本はカウンセリングを受けようという人より、カウンセリングを勉強しようという人の方が多い。

あるカウンセラーの方がそう言っていました。

これ、私も頷けるところだと感じています。

ということは、ネットで検索している人もカウンセリングを勉強してみたい、あるいは勉強中という方がいると思います。

また、一方でカウンセリングについてよく知らないが、カウンセリングを一度受けてみようかと思ってネット検索している人もいると思います。

そこで、今回はカウンセリングを知らないけど興味はあるという人向けにカウンセリングについて書いてみたいと思います。

【はじめに】カウンセリング基本の「き」

皆さん、カウンセリングという言葉はご存知の方も多いでしょうね。

だいたいどういう感じで行われるかということも。

特にこのメルマガの読者の方なら、いろいろな意味でカウンセリングに興味あると思うので、全く想像もつかないという方は少ないと思います。

しかし、もしかしたらですが、皆さんがイメージしているカウンセリングと、実際に行われているカウンセリングとは、違うかもしれません。

また、カウンセラーによってカウンセリングの進め方も違ったりします。

これはカウンセラーのパーソナリティーの違い以外に、学んできたカウンセリングの違いも反映されます。

教える人間の違いによって教わることが違うのは、ある意味、自然な話かもしれません。

ですが、基本の「き」や大切なことが、教えによってバラバラで、なおかつそれでカウンセリングの質が担保されないのは問題ですね。

そこで、そのバラツキを排除して今回はカウンセリングについてお伝えします。

カウンセリングの歴史、いつ日本で始まった?

元々、カウンセリングが日本に紹介されて拡がったのは、戦後の話です。

何人かの日本人臨床家を中心として、アメリカからそのノウハウが輸入された恰好です。

カール・ロジャーズというアメリカの心理臨床家が確立したものを、日本人の臨床家が広めました。

ちなみに、私は当時ロジャーズのカウンセリングを日本に広めた臨床家の一人の愛弟子に、カウンセリングを教わりました。

吉田哲という臨床家で、もう10年以上前に亡くなりましたが、私は現在も吉田の教えを自分なりに忠実に守って
カウンセリングを続けています。

その教え、そして学んだことからカウンセリングとは何かを一言で言うのは難しいですが・・・・

カウンセリングとは何かを一言でいうと・・

それでも一言でいうと、それは援助的な人間関係の経験といえるのではないかと考えています。

この場合の人間関係とは、カウンセラーとクライエントとの人間関係です。

ポイントはそれがどういう種類の人間関係かということですね。

ここでは今回「援助的」と定義しています。

カウンセラーはこの関係を機能させるために、様々な勉強とトレーニングを積み重ねます。

指導者のカウンセリングを受け、セッションでの反射神経を磨くための訓練、様々なケースに対応できる専門性を高めます。

そして、問題解決のスキルもマスターし、安定感と理性を兼ね備えたパーソナリティーを有すように努力します。

ここで、優秀で信頼できる指導者に出逢い、そこで実践的な内容を学べれば、それだけクライエントが立ち直るのに有益なカウンセリングを提供できます。

では、カウンセリングではどんなことが行われるのか?

カール・R・ロジャーズの来談者中心療法とは?その流れについて

ここもカウンセラーやその教え(心理療法)によって様々な種類があります。

ただ、私が学んだ(ロジャーズのカウンセリング)のは「対話を重ねる」という方法です。

一見、その様子は雑談や普通の会話のようにしか見えないと思います。

クライエントが自分の話したいことを話したいように話したいだけ話しているからです。

そしてカウンセラーはそれに相槌・うなづき、そして言葉などによって応じていきます。

カウンセラーはクライエントの話をどう聞き、どう理解したのかを真剣にそうしたレスポンス(反応)によって伝え返すのです。

その伝え返し(応答)を受けて、クライエントはまた話を続けます。

どうでしょう?

この様子はやはり、一見、雑談や会話と変らないように見えるはずです。

ただ一点だけ違うのは、その対話の流れ。

対話を重ねていくうちに話が深まり、クライエントに様々な気づきが自然に(無理なく)生まれていきます。

その結果、クライエントの精神状態が改善し(楽になり)、安定し、理性を取り戻します。

そして、よりしっかりとものが見えたり、考えられるようになり、解決手段を選び、実行し、状況が改善されていきます。

【重要】カウンセリングは早く回復するよりも大切なことがある

もちろん、この流れは相談内容や相談者(クライエント)によって皆、違います。

しかし、おおよそはこのような流れで、やがてカウンセリングを卒業します。

カウンセリングを卒業するまでの時間も、人それぞれです。

3回程で卒業する人もいれば、数年続ける人もいます。

ここで重要なのは、卒業の速さではなく「学びの深さと確かさ」です。

非常に大切なので、もう一度繰り返します。

重要なのは、卒業の速さではなく「学びの深さと確かさ」です。

だから、数年続けた人でも「実りある数年だった」とおっしゃいます。

それはそうでしょう。

数年のカウンセリングで、残りの数十年の人生が全く違うものになる。

そうだとしたら決して長いものではなく、実り多く生きた数年だと感じるでしょう。

こうした時間や経験は、普段の人生ではそんなに味わえないものです。

クライエントだけでなく、カウンセラーにとっても豊かな時間になる

カウンセリングの中で、クライエントは自然と気づきを得ていくとは書きました。

しかし、当然そこはカウンセラーの目に見えない幾多の工夫、ノウハウが活かされています。

クライエントはただ「自分の話したいことを話したいように話したいだけ話しているだけ」という感覚です。

そして傍から見ても、雑談というか、そのようにしか見えません。

しかし、クライエントも気づかないうちに、カウンセラーは対話の中に様々な工夫を幾重にも織りなし、散りばめているのです。

・・・う~ん、やっぱりカウンセリングを一言で説明するのは難しいです。

ちゃんと伝えられたかは自信がありません。

でも、これまで17年以上カウンセリングを続けてきた実感を一言でいうと、それは私(カウンセラー)にとっても、実に豊かな時間でした。

一人の人間が絶望とどん底から立ち直っていくプロセス。

そのプロセスで人間として少しずつ成長されていく姿。

そして、苦しみの中から学んだことを自分の言葉で伝えてくれたとき。

その時は私の心も深いところで静かに震えているような感じになります。

そして、私はいつも気づかされるのです。

学んでいるのは、もしかしたら私の方ではないのか?

私がクライエントの皆さんに成長させてもらってはいないか?(結果的に)

そう、本当にそう感じるほどに、クライエントの皆さんのお話やその姿は、人として敬意を払わずにはいられない姿として映るのです。

【動画】カール・ロジャーズの非指示的カウンセリングの実際

最後に、カウンセリングの王道である来談者中心療法について短い動画で解説します。

わかりやすく解説しましたので、ぜひこちらもご覧ください。

より理解が深まると思います。

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心理カウンセラー・臨床カウンセラー養成塾 塾長 鈴木雅幸(コーチ・企業研修講師)のプロフィール

台湾でも出版された「感情は5秒で整えられる(プレジデント社)」の著者で、心理カウンセラーとして6000件以上(2020年4月現在)のカウンセリングを実施。
5年間にわたりスクールカウンセラーとして教育現場の問題解決にあたり、現在も個別に教育相談を受ける。
大手一部上場企業を始めとした社員研修の講師として10年以上登壇し、臨床カウンセラー養成塾を10年以上運営。
コーチとしても様々な目標達成に携わる。
 詳しいプロフィールはこちら

著書「感情は5秒で整えられる(プレジデント社)」