傾聴・カウンセリングのセラピー効果とは

傾聴・カウンセリングのセラピー効果を生み出すのは「言葉」です。

言葉をどう聞くか、どう理解するか、どう投げ返すかの連続からセラピー効果が生まれます。

言語化作業による問題の整理、心理状態の安定など、他にも様々な効果が生まれます。

この点、わかっているようで本当の意味で理解できている人が少ないようなので、そのあたりをわかりやすく解説してみました。

なぜ傾聴・カウンセリングにセラピー効果があるのかわからなかった

カウンセラーという職業について、17年目になりました(2020年時点)。

カウンセラーになろうと思ったのは、いまから20年ほど前のこと。

その当時はカウンセリングというのは、ある意味、掴みどころのないものだ捉えていました。

カウンセリングを治療(セラピー)と捉えると、他の治療と比べ、漠然としている。

治療器具もないし、薬を使うわけでもない。

回復の度合いを測る数値や画像、映像というデータが取れるわけでもない。

セラピー効果も、セラピーの方法も、医療にくらべると漠然としていて、掴みどころがないなと感じていたのです。

カウンセリングは言葉を介した意思の疎通であり、コミュニケーションそのものであり、カウンセラーとクライエントとの人間関係でもあります。

しかし、言葉による意思疎通も人間関係も、何も特別なものではない。

日常生活で多くの人たちが日々経験していることです。

これが心の問題を解決したり、精神機能を回復させたりするというのですから、実に不思議な代物だなと当時は思ったわけです。

ですから当時の私、つまりカウンセラーになろうと勉強を始めた頃の私は、そんな日常のやり取りがなぜ、心の問題解決や精神の回復を成し遂げるのか?

そこに先ず最初の興味・関心が生まれました。

別な言い方をすると「ただ喋っているだけなのに、なんで・・・?」と(笑)

カウンセリングは言葉によるセラピーだったということを知る

しかし、勉強を続けていくうちに、これは実に不思議で奥の深い代物だ。

言葉による意思疎通がもたらすものの「妙」と言えるものが見えてきたのです。

さらに、実際にカウンセリングを仕事として始め、現場経験を重ねていくうちに、言葉が心に与える影響の大きさ、深さ、重さを、より一層知ることになります。

そう、カウンセリングは言葉の重要性をいかに骨身にしみて知るかが大事。

一言たりともないがしろにできない、たった一言が全てを変える。

そういう言葉の威力、影響力を実感していくことが大事だといえます。

人は言葉でものを考え、言葉で伝達を行う。

また、言葉に影響を受け、言葉で精神状態が左右もされる。

心の状態は言葉で左右される部分が実に大きく深いということになります。

もしかしたら、人の人生は言葉で成り立っているのかもしれない。

言葉一つで人生が右にも左にも、前にも後ろにも行くのかもしれない。

ですから、私はカウンセリングの研修やトレーニングでは、とにかく徹底的に言葉の検討を入れていきます。

カウンセラーが使う言葉、クライエントが使う言葉。

そのいずれもが一言たりとも疎かにはできません。

なぜなら、その言葉一つ一つが私たちの心に与える影響は計り知れないからです。

人は言葉によって傷つきますが、言葉によって立ち直っていくのも事実。

言葉をいかにセラピーに活かしていけるかが勝負だといってもいいでしょう。

傾聴によって「言語化」されたものを徹底的に追及する

また、人は自分の内面を言葉にしていくもの。

その言葉が正確か、的確か、そういうところも、ものすごく大事なわけです。

本当に注意深く言葉にふれていかないとならない。

言葉をいかに聞くか、いかに理解するか、そしていかに言葉で応じるか。

ここを厳密に、徹底的にチェックしていかないと、カウンセリングはセラピー効果を発揮できません。

決して理屈や知識でどうにかなる世界ではないのです。

言葉を瞬時に正確に、そして的確に理解する。

瞬間的に一番適切で、相手に響く言葉を見つけ、組み立てる。

そういう作業をずっと繰り返し、積み重ねていくことで、クライエントの心が動く。

そのために、いったいどんなことを理解すべきか?

どんなトレーニングをどれだけ積み重ねていけばよいのか?

ここはといかく「具体的」である必要がどうしてもあるのです。

カウンセリングやそのトレーニングでも重要なのは「実感」である

もちろん、この具体に関しては、これまでこのメルマガでも、セミナーでも、また個別レッスンでも皆さんにお伝えし、実際にやってもらってきていますね。

だから、改めて説明も不要だと思っています。

一見、漠然としているように見える世界でも、紐解いていけば具体がちゃんとある。

具体がなければ、カウンセリングをどうやればいいのかわからない。

「初めまして、ご相談は?」と始まったら、一体そこからどう進めていけば良いのか?

そういう具体、次も具体、まさに具体を紡いでなんぼの世界なんです。

正直、このメルマガ読者から「目からウロコでした」という声も多く頂戴します。

しかし、実際に傾聴スキルセミナーや個別レッスンを受講した人は、やっぱり直接体験してみないとわからなかったと言います。

こんなに奥が深く、緻密で、感動的な世界だとはわからなかったと・・・・

ですからやはり、具体を直接体験して実感することが何よりも説得力があるわけです。

ああ、なるほど、こういうことだったのか。

これはまた、なんと奥の深い世界なんだ。

なんと素晴らしい世界なのか・・・

これが具体を体験して初めてもてる実感です。

この実感があってこそ、カウンセリングの学習はグッと前に進んでいくわけですね。

傾聴がなぜ人の心を落ち着かせ、精神機能を回復させるのか?

あなたはどう思いますか?

傾聴を学ぶなら、このことはしっかりと頭に据えた上でなければ、学びも不十分になります。

なぜ回復につながるのかを理解していなければ、実際に現場でも実践が思うようにいきません。

傾聴がなぜ心を落ち着かせ、精神機能を回復させるのかを知るには、そもそもカウンセリングがなぜ・・ということを知る必要があります。

カウンセリングは対話を通したセラピーです。

カウンセラーとのコミュニケーション体験によって、クライエントの精神状態が安定し、落ち着いてものを考えられるようになる。

そこから自分が置かれた状況を俯瞰(ふかん)でき、何をすべきかが見えてきて、正しい行動が取れることで、難局であっても打開できるようになります。

では、なぜカウンセリングの対話によって、クライエントは状況を俯瞰できるのでしょうか?

クライエントの言語化とカウンセラーの応答がカギになる理由

カウンセリングでクライエントは、自分のことを話します。

先ず、ここが一つのポイントです。

相手(カウンセラー)に自分のことを正確に伝えようとしますから、伝わるように言葉選びや文章の組み立てを行います。

この作業でクライエント自身の頭の中が整理されます。

自分がどういう状況に陥って、どんな状態にあるのかをわかりやすく伝えようとすることで、自分自身の中でもそれらが整理されてくるのです。

続いて、それを聞いたカウンセラーが、聞いたことをどのように理解できたかをリアクションします。

カウンセラーの相槌やうなづき、そして応答などを通して、クライエントは自分の話したことを、違った形で受け取ることになります。

話したことがブーメランのように返って来た時には、話したことがより整理され、より本質的な形となって戻ってきます。

それにより、自分が置かれた状況や精神状態を、さらに客観的に、俯瞰して捉え直すことができます。

このコミュニケーションを継続すればするほど、クライエントは自分の置かれた状況や自分の精神状態を俯瞰できるので、徐々に気持ちが落ち着いてきます。

そうなると、冷静な思考ができ、改めて状況を落ち着いて捉え、より必要な判断や行動につながります。

こうした経験を続けるからこそ、カウンセリングに通うことでクライエントは立ち直っていくわけです。

相談内容に関する基礎知識があると、より傾聴実践が可能になる

そして、こうした全体的な流れの要になるのが、クライエントの情報や状態を、カウンセラーが正確に把握することだということがわかります。

「傾聴がなぜ人の心を落ち着かせ、精神機能を回復させるのか?」

それは、対話を通して生まれる俯瞰的な捉え方が、次の一手を考えることに有効だからです。

そして、その最初の一歩として常に求められるのが、クライエントからの情報を正確にインプットすること。

つまり「傾聴」が常に求められるといえるし、傾聴なくして始まらないともいえるのです。

ただ、2020年はカウンセリングやコーチングでも、コロナの影響に関するご相談が増えました。

具体的には職場や仕事に絡んだご相談ですね。

例えば、今回要請されているテレワークですが、これは会社や業種によってかなりバラツキが出ています。

そもそも業種や業態的にテレワークが難しいところもあります。

例えば医療・福祉・保育の現場はもちろんのこと、食料品や生活必需品を置いているスーパー・コンビニ・ドラッグストアなどが、その代表例。

一方、本来業種的にも職種的にもテレワークが出来るのに、会社そのものの体制が整っていないために出社せざるをえないという人のご相談も多いです。

通勤電車で感染しないのか?

相変わらず社内の部屋で会議をしているが、大丈夫か?

もし、社員ですでに感染者がいたら・・・

過剰な不安というよりも、こうしたある意味「現実的な不安」からのご相談が増えてきています。

こういう場合、こちらにウイルスや感染に対する知識がないと相談に対応できないので、基礎知識は押さえています。

そしてまず、ウイルスや感染のメカニズムをわかりやすく説明します。

それから、具体的にその状況でやるべきこと、回避すべきことをお伝えします。

その上でカウンセリングを行うため、心のケアもよりしっかりと出来ています。

また、この状況下で会社内が混乱を見せ、人間関係もギスギスしてきた。

コミュニケーションがとても取りづらく、仕事にも支障が出てきた。

こういうご相談も増えています。

その場合は、この状況下での具体的な仕事の進め方や職場内での言葉の選び方、報告や連絡、そして相談の仕方を、その時その時の場面に合わせてアドバイスしています。

この状況下で「心の落ち着け方」だけ伝えても意味がありません。

現状の不安を吐き出すだけでは、何も解決しません。

ですからウイルスの知識、感染予防の具体的知識と情報、今後の正確な見通しを持って相談業務にあたっています。

【動画】カウンセリング独自の効用とは?

最後にカウンセリング独自の効用についても、以下の短い動画で解説します

「わかりやすい」「簡潔でスッと入ってくる」「納得できる」と高評価を頂いているので、ぜひご覧ください

「臨床カウンセラー養成塾の無料メルマガ」でもっと読める!
こうした内容をもっと知りたいという方のために「臨床カウンセラー養成塾」のメルマガをお届けしています。あなたのスマホ、タブレット、PCに無料で読むことができます。ご購読をご希望される方は、下記からご登録頂けます。

無料でメルマガを読んでみる

メールは「臨床カウンセラー養成塾」という件名で届きます。購読解除はメルマガの巻末(下部)より、いつでも出来ます。興味のある方はご購読ください。

追伸:
さらに、傾聴について、こうした皆が知らない真実を、今回一冊のレポート(56ページのPDF無料レポート)にまとめました。
無料PDFレポート「誤解されている傾聴スキル8つの真実」
~形だけの傾聴から、人と心通わす傾聴へ~

こういう話は、おそらく他では知り得ないと思います。
本当の意味で、現場で使える傾聴を身につけたい、そのために必要なことを知っておきたいという方。
  下記フォームにお名前とメールアドレスを記入して「登録する」をクリックすると、PDFレポート(サポートメルマガつき)が届きますので、読んでみてください。
【無料PDFレポート「誤解されている傾聴スキル8つの真実」】
                        




メールアドレス:  (必須) 
お名前:  (必須) 

【月額2980円のオンライン講座】
傾聴・カウンセリングや心理学、人生100年時代の幸せな生き方を学習できる「オンライン講座」が好評です。
会員限定サイトの動画セミナー、コラム記事が、スマホ・PC・タブレットから見放題でなんと月額2980円!

【月額2980円】オンライン講座の詳細はこちら



関連記事

  1. なぜカウンセリングや心理学を学ぶ人が多いのか?

  2. 傾聴、共感、応答、それぞれのコツと効果

  3. 立ち直る力とは?立ち直る方法について

  4. なぜ傾聴は人間関係や精神状態を回復させるのか?

  5. カウンセリングの効果とその意味とは

【無料PDFレポート:誤解されている傾聴スキル8つの真実】

傾聴について、皆が知らない真実を一冊のレポート(56ページのPDF無料レポート)にまとめました。

下記フォームにお名前とメールアドレスを記入して「登録する」をクリックすると、PDFレポート(サポートメルマガつき)が届きますので、読んでみてください。

メールアドレス:  (必須) 
お名前:  (必須) 

【動画】「傾聴スキルは反射神経」~傾聴スキルセミナーより~