心理カウンセラーになる勉強法、積極的傾聴スキル

心理カウンセラーになるための傾聴やカウンセリングで本当の上達につながる勉強の方法は、コミュニケーションの反射神経が養えるものです。

資格の勉強だけでは通用しない?形だけのロールプレイではない正しいやり方は?

本当に現場で通用するスキルを身につける勉強の仕方、トレーニング法について解説します。

心理カウンセラーになる積極的傾聴上達のコツ

心理カウンセラーに実際に求められる傾聴力上達のコツはシンプルです。

自分がクライエントの話を聞きながら起きる反応を適切なものにすればいいわけです。

もう一度言います。

クライエントの話を聞きながら瞬間的に起きる一つ一つの反応。

それらを「適切な反応」にできれば、傾聴・カウンセリングが上達します。

適切な反応とは、例えばこういうものです。

相槌、うなずき、言葉(応答)、表情、口調、理解などです。

これらを適切な相槌に、適切なうなずきに、適切な応答に・・・・・

これが上達のコツであり、上達そのものです。

だから反射神経が重要になります。

カウンセリングでは何を知っているかではなくどういう反応をしているかが重要

ここまで読めば、もうお分かりでしょう。

心理学の知識や理論を記憶したり、理解するだけでは足りないのです。

何を知っているかだけではなく、何をちゃんと理解しているか。

何を理解しているかだけでなく、何をちゃんと「できている」のか。

つまり、自分が何をしてしまっていて、本当はどうするべきなのか。

実際にその場で自分がどういう反応をしているのか。

そこから出発するのが傾聴・カウンセリングの学習なんですね。

そのために録音検討や逐語検討が必須なんです。

心理カウンセラーは適切な反応がカギ

会話もスポーツも上達のキモは同じ

これも何度も例えていますが、心理カウンセラーの傾聴スキルの上達はスポーツの上達と一緒です。

野球なら野球の知識や理論をいくら知っていても、それだけでは上手くならない。

ゴルフもそう、テニスもそう、スキーもそうです。

「実際に(本番で)何ができるか」が肝心ですよね。

将棋や囲碁なんかもそうで、実際に盤上でその時、適切な手が打てないと負けます。

仕事もそうで、実際にどう行動したか、どう作業したかで結果が決まります。

会話(コミュニケーション)も同じ。

会話の仕方の知識がいくらあっても、実際にその通りに会話ができるかどうか。

話す技術だけでなく聞く技術、理解する技術、状況や場面に合った言葉や態度、言い方、タイミングを選ぶ技術。

こうしたことが揃って初めて適切な会話が出来るようになり、人間関係が築けるようになる。

心理カウンセラーの傾聴スキルは人生の様々な場面で役に立つ

傾聴・カウンセリングも、その時どう反応できるか。

どう聞けていて、どう理解できているのか。

そこから様々な判断と取捨選択を一瞬でどこまで的確にできるか。

そういうスキルをレベルアップさせることが傾聴・カウンセリングの上達です。

そして、傾聴力、カウンセリングのスキルを身につけるとどうなるか。

もちろんセラピーの成功率があがります。

しかし、それだけではありません。

コミュニケーション力、会話力そのものがあがります。

だから人間関係で苦労せずにいろいろな人と会話を楽しむことが増えます。

様々な人と人間関係を築くことが容易になります。

そして会う人、会う人から信頼されるようになる。

当然、仕事でも成果を上げやすいし、人間関係も楽しいものになる。

人とのつながりや「絆(きずな)」も実感できる。

夫婦も家庭も円満になりやすい。

友人関係にも恵まれやすい。

仕事も上手くいく可能性があがる。

傾聴・カウンセリングの学習は本来、こうした広義の財産を手にするためのものなんです。

あなたのカウンセラーの資格、それで大丈夫?

皆さんはどうでしょう?

こうした財産を着実に得ている実感はありますか?

本来、こうした財産を手に出来る学習だと理解していましたか?

もし、全くそうした実感がないばかりか、上達の手応えすら得られていないのなら、学習の仕方を根本から変える必要があります。

今の勉強は、知識や理論ばかり追いかける学習ではないでしょうか?

お茶を濁すような勉強ばかりしていないでしょうか?

いくら勉強しても家族関係、仕事での人間関係などで躓いていないでしょうか?

資格を取るのもいいのですが、資格取得後の道は具体的に決まっていますか?

とりあえず資格を取っておこうと、高額な授業料を払っていないでしょうか?

前にも書きましたが、資格そのものが仕事やカウンセリングスキルを保証するものではありません。

そもそも、私の師匠も言っていましたが、資格を私たちに与えるのはクライエントです。

資格団体が与えられるものではないんですね。

紙の資格は与えられても、本当の信頼に根差した資格は与えられない。

なぜならそれはクライエントからしか得られないから。

本当の資格を与えられるのはクライエント

傾聴やカウンセリングのスキルは本来何のためにあるの?

私はカウンセラーとして17年以上カウンセリングを続けています。

しかし、皆さんと同じように今でも学習を続けているんです。

なぜなら、カウンセリングはとても難しいからです。

クライエントから少しでも信頼を得られるカウンセリングをしたいからです。

そういう意味ではね、3カ月とか半年とか一年で資格なんて得られないんですよ、現場では。

正直、私も資格を得られているのかな?と思う毎日です。

だから、資格を得ること等目的にはしておらず、目の前のクライエントに何ができるかばかり考えています。

何のための学習なのか?

何のためにお金と時間を投資するのが良いのか?

本当にもう一度考えてみることをお勧めします。

その結果、本当に必要なもの、本当に大事なことが見えてくるはずです。

【動画】カウンセリングや傾聴って どう勉強すればいいの?

最後にカウンセリングや傾聴の勉強の仕方について、改めて短い動画で解説しています。

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心理カウンセラー・臨床カウンセラー養成塾 塾長 鈴木雅幸(コーチ・企業研修講師)のプロフィール

台湾でも出版された「感情は5秒で整えられる(プレジデント社)」の著者で、心理カウンセラーとして6000件以上(2020年4月現在)のカウンセリングを実施。
5年間にわたりスクールカウンセラーとして教育現場の問題解決にあたり、現在も個別に教育相談を受ける。
大手一部上場企業を始めとした社員研修の講師として10年以上登壇し、臨床カウンセラー養成塾を10年以上運営。
コーチとしても様々な目標達成に携わる。
 詳しいプロフィールはこちら

著書「感情は5秒で整えられる(プレジデント社)」