カウンセリングで社会問題、教育問題、人生相談を受ける

カウンセリングで様々な相談内容に対応するには、専門性や洞察力、コミュニケーション能力などが必要です。

そして社会問題、教育問題、人生相談など様々なニーズにも対応できるのがカウンセリングの特徴です。

その根本には人間関係の希薄さとその解消がテーマです。

相談される問題のほとんどが人間関係の希薄さ

「カウンセリングに社会の未来がかかっている」

これは大げさな話ではありません。

今、私はカウンセリングのあり方やスキルに人生の未来がかかっていると真剣に捉えています。

なぜならば、現代の社会問題の多くが「人間関係の希薄さ」が原因だと思うからです。

例えば不登校や引きこもりも、他人との関係を築けないことで起こります。

もちろん、不登校の背景(原因)には、様々な問題があります。

しかし、そうした問題の結果、人間関係が他者と結べなくなった。

それが不登校にまで追い込まれる原因の一つになっています。

引きこもりは人間関係に絶望したことによって起こります。

人と関わることが様々な問題や経験によってできなくなった。

そのために社会に居場所が感じられず、社会との関係を断ってしまっています。

その結果、中にはそうした絶望感が募り、憤りを覚えるようになる人間もいます。

鬱積した怒りがやがてその人間を反社会的な行動に駆り立てる。

痛ましい事件まで引き起こすのは、そうした怒りを社会にぶつけているからです。

もちろん、こうした事件や行為は絶対に許されないことです。

しかし、こうした事件が起きないようにするためには、あの行動の背景や心理的要因を知る必要はあります。

人間関係の希薄さがこんな社会問題を生んでいる

一人の人間が追い込まれるまで、満足に周囲のサポートを得られなかった。

なぜそのようなことが起きるのか?

それは当人や家族が抱え込んでしまう場合。

あるいはサポートする側の関わり方が不適切な場合。

原因はいろいろ考えられますが、ここにも人間関係の希薄さが壁になります。

近年のいじめは、学校が解決できない事例が頻出しています。

その問題の本質にはやはり「人間関係の希薄さ」があります。

学級崩壊にしても、クラスの人間関係の希薄さがあげられます。

教室の子どもたちの人間関係が希薄なので、何か問題が起これば、あっという間に深刻な事態に陥るのです。

また、先生と子どもたちとの人間関係も希薄になっています。

そのため、先生たちも子どもたちの問題を解決することが出来なくなってしまいました。

そして教育現場での人間関係の希薄さは、そのまま大人の社会でも起きています。

職場の人間関係がおかしくなるのも、その関係性が希薄だからです。

そして今、この希薄さが家庭にも起きています。

家族間の人間関係もドンドン希薄になっています。

家族の問題の多くが、この関係性の希薄さに起因しています。

人間関係が希薄な原因と解決策

では、人間関係が希薄というのはどういうことでしょうか?

一言でいうとそれは「わかち合えているものが少ない」関係性をいいます。

感情、考え、経験、価値観など、お互いにわかち合えているものが少ないのです。

それは別の言葉でいうと「理解しあえていない」ということです。

そしてわかち合えているものが多く、理解しあえているということは、つまりは互いが「信頼関係にある」ということです。

この信頼関係というものは、実は、互いの人間性を成長させるものでもあります。

誰かと信頼しあえているという実感が、人を成長させます。

人間、生まれてきた時に、多くの人は母親との間に信頼関係を築いていくことで自分に自信をもちます。

小さい頃から身近な人との信頼関係を経験することで、自分や他人を信じることができます。

つまりは、そうした経験から社会に自分の居場所を創造していけるのです。

ところが、こうした発達段階で関係形成につまずくと、自分や他人を信じられなくなっていきます。

人間関係そのものを嫌悪したり、信じなくなったりします。

これが不登校や引きこもりなどの引き金の一つです。

今は家庭でも学校でも、この関係形成が上手くいかない場合が多い。

そのために不登校、いじめ、学級崩壊が増え、社会でも引きこもりや職場の人間関係のもろさが際立ってきているのです。

ですから、社会で起きるほとんどの問題の根本に人間関係の希薄さが見え隠れしていると私は捉えています。

ではなぜ、カウンセリングに社会の未来がかかっていると冒頭で書いたのか?

それは、カウンセリングとは「人間関係の形成そのもの」だからです。

お互い初めての間柄から「信頼関係」を築いていく経験そのものだからです。

だからカウンセリングのあり方とスキルは、今の社会に温かい命を吹き込むことができると考えているんです。

つまり、カウンセリングをただの援助や支援の方法とだけではなく、日常の、社会的な人間関係に活用されていくことを指しています。

家庭でも、学校でも、そして職場やコミュニティーでも、カウンセリングのあり方とスキルが活用されていくことです。

カウンセリングのスキルはわかち合いのスキルといってもいい。

カウンセラーとクライエントとの信頼関係の経験の場です。

クライエントは信頼関係を「経験する」からこそ、人間的な成長を起こし、立ち直っていくといえるわけです。

この「成長」こそが立ち直りの力になります。

そしてこの人間的成長は信頼関係の経験によって起こります。

閉ざされた心を開く血の通った働きかけ。

自暴自棄になっている心に平穏さを取り戻す穏やかな働きかけ。

つまりは成熟した関係性ですね。

それがカウンセリングのあり方とやり方なのです。

社会の一人一人がこのあり方とやり方を身につければ、自分の身近な人との信頼関係を築くことができます。

互いの人間的な成長こそ、現代の荒んだ社会を変える唯一の道筋だと思います。

傾聴や共感の反射神経を磨くことで、この道筋を確かなものにしていけます。

教育相談のこんな専門性も必要

教育相談相談の場合、来談者は保護者、子ども本人、子どもの学校関係者等になります。

スクールカウンセラーとして学校に赴任できる場合は、子ども本人との面接も可能です。

しかし、子どもが不登校である場合、来談者の多くは保護者になります。

私がスクールカウンセラーをしていた頃、ある時期、保護者向けに「スクールカウンセラーだより」なるものを月一で出していたことがあります。

すると、保護者の来談が後を絶たなくなり、子どもの相談の時間が取れなくなるという事態になりました。

そこでやむなく「スクールカウンセラーだより」の発信をやめたということもありました。

いずれにしても、教育相談では保護者との面接になることが多いですね。

保護者との面接の柱は、主に次の二本になります。

1)カウンセリング
2)コンサルテーション

教育相談では、通常のカウンセリング面接とは違い、コンサルテーションも入ってきます。

子どもの状態や心理、置かれた状況をカウンセラーは正確に把握した上で、的確なアドバイスを伝えていきます。

当然、アドバイスの内容や伝え方は、保護者が納得できるものである必要があります。

そうでなければ、保護者がアドバイスを受け容れ、子どもとの関わりに活かされないからです。

このコンサルテーションは、実はカウンセリングよりも難しい側面があります。

子どものおかれた状況、心理、子どもの状態などを正確に把握し、的確な見通しを持てないとならないからです。

また、それらを保護者に伝える時の適切な伝え方にも、適切に伝えられる力が必要になります。

そしてこうしたコンサルテーションと並行してカウンセリングも行います。

保護者の精神的な消耗の軽減につながるような心理カウンセリングです。

つまり、的確なコンサルテーションとしっかりとしたカウンセリング、この両方を同時並行で行うところに教育相談の難しさがあります。

もし、スクールカウンセラーや、カウンセラーとして教育相談を行うのなら、必ず信頼できるスーパーバイザーについてください。

豊富な臨床経験と確かな力を持っているスーパーバイザー無しに、教育相談を行うのは危険です。

教育相談で、カウンセラーの子育て経験など役に立ちません

教育相談で対応する問題は、子育てや学校教育、家族などの問題などが複雑に絡み合っています。

学童期や思春期、青年期の発達理論や医学、児童心理の専門性、発達障害なとにも明るくなければなりません。

自分の子育て経験だけで対応できるほど、甘いものではありません。

自分の子育て経験など、実は大したことはありません。

もちろん、最終的に育てた子どもがしっかり社会生活を送っていることが前提ですが、もっと必要なことは先に挙げた専門性です。

それも、知識だけでなく、渦中の保護者や子ども、教職員と適切に関われる力も必要です。

不登校の専門性、いじめや学級崩壊への専門性、学級経営の基本、家族の問題などに精通していること。

こうした複雑多岐な構造にある問題に対する総合的な専門性ですね。

もし不安な時は、やはり信頼できるスーパーバイザーに指導を仰ぎましょう。

結局はそうした指導を継続的に受けることが、力をつける最も確かな近道です。

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